今の時期なら模試の判定より、基礎の充実

毎回の模試の結果が気になりますよね。でもAとかBとかあまり気にしないでください。もちろんずっとEがつきっぱなしで平然としているのもどうかとは思います。


それよりは模試の返ってきた分析結果に、各教科のまちがえたなかで多くの人ができていたのに自分ができていないところがありませんか。


そういうしるしの見かたを知っておくことは大切です。なぜなら入試というのはどんぐりの背くらべのことが多いです。ボーダーライン(合否の分かれ目周辺)のところには1点きざみで人がズラ~とならんでいることが多いです。


したがって難しいところはみんなができないのでそこでの差がつきにくいです。しかし基本的なところでまちがってしまうと大きく響いてしまいます。


そういうまちがいは比較的勉強しやすいところで、わりと簡単に修正できるものです。逆にそれをそのままにして対策しないままにしておくことは受験において命取りになってしまいかねません。これは1,2年生にも同じことがいえます。やはりこの時期にじっくりそういうところを取り組みましょう。


まずはそうした基本的だけれど、自分ではとれていないところを重点的にじっくり学習してみましょう。あせりは禁物ですよ。


推薦入試の書類には

推薦入試には添付書類があります。まだ提出はずいぶん先ですが困らないでいいようにこの時期にお伝えしておきます。保護者の方とご一緒にご覧ください。


推薦要件に自分が達しているかということは担任の先生によく相談してみると良いでしょう。


担任の先生は校長先生などとよく話し合って、その基準に該当するか学校によっては推薦要件が非常に厳しい学校があるのは確かですから、なぜその学校がよいのか先生によく話しておかねばなりません。


場合によっては普段の成績をもっと上げないと希望する高校には届かないことは当然あります。


高校の先生たちはこの人を推薦合格させたいけれど、学業のほうは大丈夫かな、ちゃんとついてこれるかなと心配するわけです。あなたと同じ推薦要件をもつほかの学校の生徒がいて成績が上でしたらその人のほうをとるかもしれません。


推薦入試を受けるからもうこれ以上中学校の残りの期間を勉強しなくていいんだと思う人は推薦を受けることはできません。こういった考えを心の中に持っている人はその高校はまず欲しくありません。


したがってあくまでも推薦入試は入試のひとつの方法に過ぎないということです。何も受験勉強を回避できる方法でもなんでもありません。


中学校卒業までにその高校についていけるだけの学力をつけてきて入学してくださいと、逆に高校から約束をさせられるわけです。くれぐれもその点には注意をしてください。


いま現在の模試の点数

いま現在の中3生で

成績(模試の点数や偏差値としましょう)が上がっている人

成績に変化がない。

成績が下がっている人

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このうち①の人は夏休み前後の学習が功を奏しているのだと思います。しかし、入試の4割は3年生の範囲とその総合問題ですから、実質的にはまだこれからです。油断をせずコツコツと学習をそのまま続けてください。


の人は、健闘しているほうだと思います。夏休みにやってきたことがこれから芽を出すのかそれともそれほど効果が出ないでいるのか、あるいは解き方がマスターできていないのか(このブログにかなり書いてきました)のいずれかと考えられます。次の試験でその結果がほぼわかるでしょう。それまではあせらないで学校や塾の学習を続けましょう。


の人は、部活をやめてから学習を本格的に力を入れた人たちがあなたの上に入ってきたからです。もしあなたがこれまでどおり自分のやり方を続けていての結果ならば、これがあなたの立ち位置です。その努力はお認めします。しっかり地固めをして基本で取りこぼしがないか、それまでのあなたなりのやり方を通してチェックしてください。


にはいる人の中で夏休みもほとんど対策をしなかった人はこのブログのバックナンバーをいくつか見て自分のできそうなところから始めてみてください。少しでも受験の学習をして自分の選択の幅を広げておくとよいです。まだまだこれから学校で習うところが受験によく出るところですから、しっかり授業を聴いて試験に備えてください。


入試ポイント 物語文の作家

物語文は最近の入試ではよく出題される傾向のある作家が現われてきました。いずれも昨年3月の公立入試の物語文に使われた作家です。何人かの人をあげてみましょう。


辻村深月(1980-、直木賞)、まはら三桃(1966-)、村山由佳(1964-、直木賞)、村上しいこ(1969-)(敬省略)


このように3050代の比較的若手の作家がよく登場するようになりました。上の中にはベテランの作家もいますし、児童文学の作家もいます。


このところ、その上の世代の文壇の各賞の審査員を務めるような作家(国語の教科書に登場するような)よりも、こういった文学賞を受賞したての新進作家や脂ののった作家の作品が入試の素材として選ばれる傾向があります。


入試問題担当を務める年代の先生方が目にする作家として、しかもここ数年の問題と重複しない素材を、書店に並ぶ本から選んでいることは間違いありません。しかもその素材として共通するのは主人公や登場人物が、中、高校生が中心であることです。


そういった素材を選んでくるのはじつをいうと、中学生の皆さんがよく読んでいる作家とさほど違いはありません。教科書の読書案内に載っている作家のうち、3040代の作家で中学生が主人公のものはそれほどたくさんあるわけではありません。


したがって、一時期のあさのあつこや重松清のように読んでおくとほぼ必ず模試で一度は解くことになる作家が、次はどの作家になるか注目しているところです

高校入試で推薦合格をめざすには

今日は、「わたしは部活でよい成績あげた、あるいは生徒会で活躍した、ボランティアがんばったから推薦入試を受けよう。」という人は、読んでみてください。




じつは、多くの推薦入試では推薦の内容のほかに小論文の試験や面接のほかに内申書、成績などが高校側に提出されることがあります(注:地域で異なります)。したがって成績などに注意が必要です。「小さな塾」にも推薦を目指す生徒もよく来ています。「えっ、どうして推薦なのに塾に行くの?」そう思う方も多いのでは。じつは上に書いたように、推薦される内容だけで合格がきまるわけではありません。



受け入れる高校側は、「この生徒なら部活動で活躍してくれそうだが、高校の勉強のほうはついてこれるかな」というのが基準になります。したがって、通常の学力試験の最低点をクリアする程度は必須の条件といえます(少しゆるい場合もありますが)。これでほっとしてはいけません。



推薦入試希望者が多い場合は、さらにその成績などの基準が高くなります。学校によっては、学力入試の上位合格者と同等、あるいは実質オール5に近い成績が必要な学校もあります。推薦のほうが大変な場合もあるわけです。



そして何より見落としがちなのが、中学校内で推薦を出してもらえるかです。同じ高校を希望する生徒が複数いたとします。1校で推薦してもらえる人数には制限があるのが普通です。推薦枠数を超えて希望者がいたとき、中学校はどうすると思いますか?



推薦を受けたい生徒の「他の評価」を比べて、よりよいほうを推薦します。たとえば学力の成績が上のほうの人になることが多いです(もちろん、他の要素もありますよ)。なぜなら、他校の生徒も集まり試験を受けるわけですから、受かりやすいほうの生徒を中学校が推薦するのはごく自然なことですし、推薦されるほうもそれなら納得できます。



当たり前のことともいえますが、推薦にかなう成果をあげたのに中学内の推薦に選ばれないことだってときと場合によってはあるわけです。不運かもしれませんが仕方のないことです。それだけ選ばれた人は余計にがんばったわけですから。



こうならないために、推薦でも塾に通って成績を上げようと努力したり、実力テストでよい成績を取ろうとしたり、小論文の腕をあげようとしたりしています。



それと同時に推薦の対象が技能の場合はその練習も続けないといけないことがあります。たとえば、バレエのコンクールでよい成績をおさめた生徒が受けたある普通科高校では、推薦入試の面接に有名なバレエスクールの先生が面接官に来られたということがありました。高校の先生たちでは評価しにくい分野だから、専門の人の目も加えて審査しようということですね。



運動部だって、実技を見る場合があります。したがって最低限の練習を続ける場合だってあります(これも地域によって違いがあります。調べてね)。



あまりよく知られていない競技などは説明が必要になります。たとえば、競技者2万人のうちの1位だったとか。世界でやっている人が20人しかいないなど特技の一部などは推薦に該当しない場合だってあります。



団体競技と個人競技の違いなども注意が必要です。特に団体競技。その人がどんな活躍をしたのかという理由付けが必要になります。例えばエースで4番打者だったとか、キャプテンだったとか。個人競技なら問題ないですが。



そして何よりも気をつけないといけないことは、推薦で合格するとは限らないことです。ぎりぎりになって「こんなはずじゃなかった」ってことにならないように、学力試験の準備も怠らないことが必要です。この辺の事情は地域で異なりますから、くれぐれも早めに担任の先生に詳しくご相談されてきちんとご理解ください。



意外と推薦入試って大変なことがわかりました?場合によっては学力試験より大変になることもあります。推薦を目指すならそれなりに用意が大事です。夏休み前のいまだからこそお伝えしておきたい内容でした。