人前で自分の考えを言ってみよう

最近は学校でも発表の機会があるようです。でも学校の場合は見慣れた教室、日頃から見知った同級生たちが相手です。


ここで一番、自分は場違いかなと思えてしまうようなところで、自分の思っていることを言ってみるというのはどうでしょう。様々な機会があると思います。


ボランティア活動をやっている人は何だそんなこと簡単じゃないと思うでしょうし、うちでお店をやっている人は家の仕事を手伝えばできることです。


それがなかなかない人は学校ではない場所でさまざまなサークルなどに参加してみるといいです。


いろいろな年代の人がいるサークルに参加できれば、へ~え、こんな考えもあるんだとか、大人の人はこんなふうに考えるんだとか、行動ひとつについても思いやりの気持ちが大切なんだとか様々な点に気がつくことが出てくると思います。

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高校入試 長い記述答案の解き方

最近、各教科の入試問題の答えを長い文の記述で答えさせる問題が増えてきましたね。

今日は国語についてその対策を取り上げました。この文も長いですよ。覚悟の上でお読みください。


記述問題とは

 入試問題には、数十字程度の文章を書いて答える形式の問題、いわゆる記述形式の問題がいくつかの科目で課されることがあります。


 記述形式の解答が必要となる出題内容は、説明文・論説文などの要約を作るもの、取り上げられている小説文・古典の登場人物の考えや心情を説明するもの、論説文の課題に関する意見を述べるものなどさまざまな形式があります。


 記述を入試問題に取り入れることで、選択式や語で答える問題とは異なる能力、例えば文章構築力や表現力をみようとしています。ここでは例を上げて説明しますね。


書き出しと結びの言葉

 まず、問いに呼応する答えになるように書き始めます。たとえば、「~を要約しなさい。」という問いならば、要約すべき文のポイントを織り込んだところ(主題の提示部)から書き始めます。


 そして残りの要約(結論に至る部分)と結びます。また、問いかけに合う文の候補が複数あることがあります。そのうち最も問いの答えにふさわしいところを選んで抜書きします。


 そして文末は問いに答える形、例えば「~の理由を答えなさい」ならば、「~だから。」とか、「~のことがらを答えよ」ならば、「~すること。」など、各々の問いに応じた文末表現とします。


例1

(例1.「次の説明文から日本の高度経済成長についてその原因をとりあげ、その過程と日本経済の発展について説明する部分を抜き出し、80字程度に要約しなさい。」への解答例)日本の高度経済成長は、朝鮮戦争の際に最も近い日本に受注が殺到し、これまでにないほど日本の景気を上向きにした。所得は伸びて消費が拡大しさらに好況を後押しした。


例1のポイント

 上は、要約文を作るタイプの問題への解答の一部です。まず、元の文章のポイントとなる点をはずせないので、本文の重要なところに線を引きます。


 要約文の論文をつくるには、説明のポイントとなる箇所から枝葉になる部分を取り除いたり、置き換えたりして接続詞で結び、自然な流れの文にします。


 この作業は要約文が長い場合には下書きをして、よく読んで確認できたら解答用紙に清書します。


例2

(例2.「傍線部1の、大統領制のほうが議院内閣制よりもより民主主義の場としてふさわしい、とあるのはどのようなことが民主主義の場としてふさわしいといえるからか、その説明として本文中より最も適切な部分を抜き出し、65字以内でまとめよ。」への解答)大統領は国民から直接選ばれるのに対し、内閣総理大臣は国会議員の選挙によって決められ、あくまでも間接的に国民が選んでいること。


例2のポイント

 本文を読んで、著者の主張の最も大事なところに注目して線を引いておきます。問題の問いかけに適合する部分を必ず書くとして、その前か後ろはそれほど重要でない部分を含んでいることがあります。


 したがって、そのいずれかを省いて65文字の文字制限の範囲内で文を整えます。文末はこの解答の場合は、「~という点」というかたちで結びます。


 解答が指定文字数の6、7割より少ない文字数になってしまうようなときは、明らかに何か不足していないか、注意して見直す必要があります。


例3

(例3.傍線部2の、『両方を合わせ持っていたとしても、より真の答えがえられるわけではない。』とあるが、著者はこの記述を通してどのようなことを言おうとしているのか、解答欄に収まる範囲の文字数でその説明をしなさい。」への解答例)利害を対立させている場合には、話し合いをすることで互いに歩み寄ろうとする態度を示すが、価値観が対立している場合には、両者の主張が真向から対立し、妥協点を探ることはなかなか困難であると著者は言おうとしている。


例3のポイント

 意見が分かれる際に起こりうる現象について論じた文に関する出題の解答で、多面的なものの見方や調整の能力を、文章力も見ながら探ろうとするものです。


 このような中学生が解く論説文には、対比させて物事を見つつ論点を明確化しながら、意見を表明していく形をとった文章がよく選ばれます。論点は対比の形を取っている部分を探し出し、解答文として記述します。


 この出題のように解答欄にます目がない場合は、ごく標準的な大きさの文字で解答枠ちょうどになるほどの文字数がふさわしいです。


例4

(例4.傍線部3「義男の話を聞いているうちに、山井の兄への悔いとは裏腹に、わたしの気持ちは軽く晴れていった」とあるが、このときの「わたしの気持ち」を、父母ともに行方不明のままになっている経験をもつわたしの不幸を通して80字程度で説明せよ。という問題への解答例)山井の兄はたったひとりでさびしく死んだのではなく、その傍らには彼の家族がいたことを知り、悲しい思い出の中にさっと日が射すように明るさを見出している。



例4のポイント

 こういった小説文に対する心情を書き表す解答となる文は、(先日もあげましたが)心情がそのまま書き表されていることはまずなく、例文に示すように、根拠や理由が比喩などを通して書き表されています。


 したがって、答えの中心となる人物の心情を表す周囲の記述や対象となる人物に応対している人物たちの行動などから、そのときの心情を表す要素を見抜いて書き表します。


例5

(例5.次の文を読み、下線部5に書かれている内容とほぼ同じ内容を示す別の箇所を本文中より取り上げ、著者がその考えをわかりやすく説明するためにあげた例えの部分を80字以内でまとめよ。」に対する解答論文)レストランのメニューの品数がたくさんありすぎると目移りしてしまい、自分がメニューを見る前よりも何が食べたかったのかわからなくなってしまうことがあること。


例5のポイント

 論説文などを読み、その中から一部を取り上げて、著者なりの考えや主張に関してたとえ話を上げた部分を抜書きする問題例です。


 この場合は、問題文の読み取りが鍵を握っています。よく読んでその問題の本質を捉えます。そしてそれに対するたとえ話を含む部分をバランスをとりながら示します。問題文の正確な読み取りも、論文問題の書き方として重要なことを表す一例です。


言葉の使い方

 手紙文が季節のことがらと挨拶から始まるように、記述する場合にもある程度、決まった文のかたちがあります。例えば、「2つの理由があり、一つめは…、もうひとつは…。」という書き方です。


 これで採点者は論点を整理しながら読み進めることができます。それから論理を説明するときは、「…だから~です。」など、理由や証拠を…部分に織り込みながら文にすることが必要です。


書き方の注意点

 問題文にされる文章は、物事にはほぼ必ず違った見方があり、それらを両論併記する形で述べた文が選ばれています。


 そういった見方に注意を払い、答えの文章を書くように心がけます。バランスが取れた書き方になっているかに主眼をおいて論文を書きます。


 もうひとつは、わかりやすい文かどうかの確認が必要です。文が練れていなければ読み手には本意が通じません。「どのようなことを…」の問いかけには、「…ということ。」などの文末の書き方にも注意して用います。


書き方のまとめ

 記述文を書く上で、答えの文章が問題文に呼応したものになっているか気をつけます。



 求められている書式(文字数など)となっているか、字数制限の8割以上書いているか、文章を書くときの一般的な決まりにしたがっているか、誤字脱字、転記ミスの有無など、多くの視点からチェックします。部分点が与えられることが多いですから、空欄のままにするより一部でも書いておくことをおすすめします。


 演習する際は、これらの点に注意して同じ問題を繰り返し解いてみて、解答の文が正しく書かれているか模範解答と比較してチェックします。


ここまで読んでくれてありがとうございます。お疲れ様。

posted by あまがえる at 19:00Comment(0)国語

受験勉強に王道はなし

何とか推薦合格で受験を切り抜けたい、すでにこの時期にそう思う人もいるかもしれません。でもこれから推薦の要件を何か作ろうとしてもそれは普通は難しいです。

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なぜなら推薦合格は中学校時代にコツコツひとつのことを築き上げて成果を出した人に学校長が推薦状を出すからです。それなりの推薦に値するものを持っていないと推薦状は出されません。


すると一般入試。少しでも楽な方法で受験を切り抜けられないかな、勉強しないで受験を乗り越えられないかなと頭の隅でチラッチラッと思うかもしれません。


でもそれはかなわない夢です。私も塾を始めてそういうものがないか、それこそ市販の問題集や参考書を目を皿のようにして探しましたが、そういうものは何一つありませんでした。


つまり楽してそれなりの高い目標に到達しようということはありえないということです。これはどんなにお金持ちの人であっても、権力を持っている人でもかなえられません。


結論としていいたいことは、「学問に王道なし」です。